「【アラジンと魔法のランプ】最終稽古」のこと。
昨日は
学校公演
「アラジンと魔法のランプ」
の最終稽古でした
「西遊記」で演じる沙悟浄は
周りで起きることに乗っかっていく場面が多いですが
「アラジンと魔法のランプ」は
アラジンを中心に物語が進行していくので
よりパワーが必要なポジションなのかなと感じています
最初にアラジン役に決まったときは
普段の自分を出すわけにはいかないな、
自分とアラジンは、全然違うもんな
と思っていました
今まで
ファンタジー作品や、
キャラクターっぽい役を演じるときは
永嶋玲を殺していく感覚で
普段の自分と完全に切り離してキャラクターを作っていくことが多かったのですが
最近は
素の自分をベースに
プラスアルファで、キャラクターを乗っけていくようなイメージで演技を考えています
演技の仕方や考え方、作り方を変えていこうとすると
もはや演技とはなんなのか、
みたいなものを見失いそうにもなりますが
きっと今回のアラジン役も
自分に求められていることは
アラジンという登場人物が
自分とは別人格のように存在している、
というよりか
自分の中から出てくるもので
アラジンという役を表現する、
ということなのだろうと思っています
あと
最近思うことは
特に10代のときや、20代前半ぐらいまでは
上手いと思われたい、とか
すごいところを見せたい、とか
そういう邪な気持ちがありましたが
色んな経験を経て
今の自分は
そういった邪念が、
ほとんどなくなってきているので、
今が一番雑味がなくパフォーマンスをできているのではないかなと感じています
だからこそ
アラジンという役は
今の自分だからこそ
できる役なのかもしれないとも
思ったりします
２月からはじまった稽古も
ついに終わり
ついに来月１日から
本番がはじまります
覚えることも多いし
２作品同時並行で進んでいったので
とても大変でしたが
まずは、ハードなスケジュールの中
この稽古期間を乗り越えられて良かったです
正直、まだ不安もありますが
不安はありながらも
良い意味で
楽な状態で演じられることを目指していきたいです
初日の宿泊先のホテルは
線路沿いだし、サウナもあるので
とにかく成功させて
気持ち良くサウナに入りたい！
電車を撮りたい！
そのために
頑張って良い結果を残したいと思っています