「映像配信」のこと。

永嶋 玲 Official Web Site

2024/08/16 19:00

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コロナ禍がはじまってから

ライブや演劇をやるとき

 

「配信はないんですか?」と

言われることが増えました

 

 

僕自身、

「Rei's Cafe」というライブで

コロナ禍の前から

 

ライブ+配信っていうスタイルをやっていたんですけど

 

現地に観に行けない方にも

映像で楽しんでもらえるっていうメリットはありつつも

 

それ以上の価値を担保するのが

難しいなあ、と感じていました

 

 

 

たとえば

 

ライブ中に

ライブ配信で見てくれている方のコメントを読みながらMCをしたり

 

生で観るライブでは

リアルタイムで出演者とコミュニケーションをとるのは難しいけど

 

配信だと

それができる

みたいな魅力があるっていうのを目指したこともありましたが

 

思ったほど

コメントもらえなかったりするんですよね、笑

 

歌も聴けるし

会話もできるっていうのは

 

需要として難しい

 

 

そんなこんなで

 

つまるところ

生で観るのが一番だし

 

どうあがいても

そこには勝てないんですよね

 

 

特に

リアルタイムで配信をすると

 

自分が理想としている音のバランスではなかったりすることもあるので

 

そのあたりが

ほんとにむずかしくて…!

 

というのも

 

配信ライブの集音とかって

 

どちらかというと

レコーディングエンジニアの能力だったりすると思うんですよね

 

それに対して

 

ライブハウスなどでは

PAさんが、音響のオペレーションをやりながら

 

配信の音の調整もして

 

なんなら照明や撮影まで

ワンオペだったりするので

 

大変ですよね

 

 

しかし

マイクやコードを通して

聴こえる音と

 

実際

ライブで聴こえている音には

 

どうしても差が生まれます

 

 

客席にスマホを置いて

それで配信したほうが

 

実際、現地でお客さんが聴いている音に

近いんじゃないかな、と思ったりしたこともあります

 

 

でも

ラインから拾った音のほうが

鮮明で綺麗なこともあるし

 

それは

そのときの楽器の編成やライブの内容にもよりますし

 

そもそも

現地で聴こえている音に近づけるべきなのか

 

もしくは

生の配信とは、また違った音にするべきなのか

 

 

音だけではなく

映像に関しても

 

引きの1アングルで

生で観ているかのような感覚を味わってもらうのか

 

もしくは

寄りのアングルを中心にして

 

生では見られない細かい表情なども

見てもらえるようにするのか

 

 

 

映像配信とは

はたして何を目指していくべきなのか

 

何を目的として配信するべきなのか

 

とにかく

頭を悩ませながら

試行錯誤してきました

 

 

そして

昨年の

「あの頃があるから」では

 

音響スタッフと、照明スタッフと

録音スタッフと、映像スタッフと

 

それぞれプロフェッショナルな方々にお願いをして

 

リアルタイムの配信ではなく

収録という形にして

 

ラインから録った音と

マイクで録った音を合わせて

 

バランスを調整し

 

映像も

 

引きのアングルと、寄りのアングルの

両方を組み合わせて

 

なるたけ

自分が理想としている音や映像になるように努めました

 

 

この映像と音を

 

映画館で

大画面と良いスピーカーで楽しめる機会をつくれたら

 

生で観るのとは

また違った演劇の楽しみ方ができないか

 

8月18日の上映会は

ちょっとした実験でもあります

 

 

そして

このイベントでは

 

実際に

この公演に出演したキャストと一緒に観ることができるという楽しみもあります

 

結構おもしろいんじゃないかなと思ってるんですよ

 

 

だから

みなさんに来てほしいんです

 

 

ぜひ!

よろしくお願いします!!!!

 

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